介護と住まい Vol.3
「高齢者の入浴」(2001/8/12 読売新聞より)

日本人はお風呂好きとよく言われますよね。
当然お年よりはその一番手に上げられますが、しかし色々と危険が多いようです。
さてさてお年寄りが入りやすい安全な浴槽とは、どんな構造なのでしょうか?

図の通り、背中の当る部分に傾斜がない形が適しているようです。これは背中と足で身体を支える事ができるため、入浴中も安定感があるそうです。
たしかに背中の部分が斜めだとお尻からツルっと滑り、変な話ですが溺れてしまうケースもありますよね。
細かな寸法は、浴槽深さ50〜55cm・幅95〜105cm・洗い場からのまたぐ高さ40cmになります。
また必要に応じて手すりを設置すべきですが、人それぞれ体格が違うので、各人にあった高さを考えていきましょう。


その他浴室の改修ポイントとしては、
・ 洗い場、浴槽の床を滑りにくくする。
・ 使いやすい水栓金具をつける。
・ 非情ボタンを設置する。
・ 服を脱ぐときに腰掛ける椅子があると安全。

入浴事故防止の提言としては、
・ 湯温を39〜41℃くらいで長湯をさける。
・ 脱衣場や浴室の室温が低くならない工夫をする。
・ 食事直後や深夜に入浴しない。
・ 気温の低い日は早めに入浴する。
・心肺の慢性疾患や高血圧を持つ方は半身浴が望ましい。

以上のように非常にわかりやすく読売新聞の日曜版に毎週掲載されています。
皆さんも一度読んでみてください。
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