介護と住まい Vol.4
「やさしい介護・床ずれ」

寝たきりのお年寄りを介護する時に悩まされるのが「床ずれ」だと聞きます。幸い私の両親は、70を過ぎても“ぴんぴん”していまして、まだ実感が無いのですが、いずれこう言う問題にも直面するのかな〜〜なんて思います。

そこで今回は、その予防法のポイントをまとめました。最近では介護保険で利用できる器具も増えたようです。

(1) 布団をこまめに干す
湿気を含んだ堅い布団は身体への圧迫が大きい。
(2) 身体をこするような体位変換をしない
力任せに押したり引いたりは、床ずれの原因となり、皮膚の摩擦やずれを生む。
(3) 皮膚が赤くなる発赤(ほつせき)は、危険信号
発赤が見つかったら早めの処置を。マッサージは皮膚内部の損傷と炎症を進行させるので逆効果。
(4) 栄養不足に注意
特に、たんぱく質が不足すると床ずれを起こしやすい。自助食器を使うなど、座って、楽しく、美味しく食べられる工夫を!
(5) 皮膚はさらさらに
床ずれになった傷の部分は乾かしてはいけないが、周囲の皮膚は絶対に湿らさない。
(6) オムツはこまめに交換を
皮膚が湿り、寝間着やオムツと密着して摩擦やずれにつながる。排泄物がつくと障害がおき、細菌感染などの原因にも。特に下痢の便は危険です。

以上、参考になれば幸いです。器具と予防策を上手に併用して、介護する人もお年寄りも、
楽な介護をこころがけたいものですね。
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