住まいづくりの基礎知識 Vol.10
プラスワンのスペースで遊ぼう・Part-1
皆さんは「プラスワンのスペース」どう考えますか?
いる・いらないから始まって、どんなのがあるかな〜〜と詮索してみたり、様々だと思います。
今回のPart-1と、次回のPart-2で、ちょっと紹介してみたいと思いますので参考にして下さい。

・library 書斎・・部屋の独立度合いは、使い方や頻度で変わってくる。
書斎は本来、家の中でもっともプライバシーの必要とされるところです。特に職業上で書斎が必要な場合、これは完全に独立した部屋が必要です。しかし一般にはもう少し気楽な、お父さん専用のコーナーといった感じで作られる事が多く、その場合は使う頻度からきちんと独立した物ではなく、MBR(主寝室)などに付属して他の要素と重ねる事により、空間の広がりをむしろ大切にしています。

・bath room バスルーム・・一日の疲れを広々ゆとりのスペースで解消。
入浴は身体の汚れを落とし、清潔をたもつ行為です。しかし日常生活の中では、それに加えて一日の疲れをほぐし、くつろぐ行為として毎日の節目にもなっています。
いまではこの事の意味をより積極的に広げ、入浴自体を本格的に楽しむと言った事も増えています。そこで浴室も単なる洗い場に浴槽を備えた物ではなく、空間もより広くゆとりをもたせたり、bath courtを設けたりして入浴しながら緑を楽しんだりしています。

・sun room サンルーム・・太陽をからだいっぱいに感じる健康スペース。
夏場に肌を真っ黒に焼く(最近は美白がはやりですが)という場合だけでなく、日光浴は老若男女を問わずして健康にいいものです。それを四季に関らず楽しめるようにと、サンルームがあります。一般的には居間に連続して設け、天井を硝子にすれば豊かな太陽の光が降りしきり、自然を思う存分堪能できるでしょう。しかし、その代わり気温も上昇する事になるので、風通しの良い窓が不可欠です。冬場の観葉植物の避難場所として用いる場合は、暖房の設備も忘れない事でしょう。
| HOME |