住まいづくりの基礎知識 Vol.5
「完成までの流れを知る・後編」

施主→(施)、仁建築設計室→(仁)
実施設計
設計料の支払い・40%(仁建築設計室)
(施)説明を受けた素材や設備器具を、実際にショールーム等で確認する。
   公庫(銀行)などの申し込みがあれば準備をし行う。
(仁)基本設計を基に、デテール(納まり)を考え詳細図を作成する。
   空間的に解りにくい部分は、パースなどのスケッチを加える。
   又、構造事務所や設備事務所、その他関係業者との打ち合わせを行う。
   時期を見て、役所に確認申請を提出する。(およそ一ヶ月で許可)
入札
通常実施設計は、2〜3ヶ月の期間を必要とします。
(仁)実施設計が完了したら工事業者を2〜3社選択し、見積もり入札を行う。
   希望に近く、信頼できる業者を選択します。施主からの紹介も大歓迎です。
   また私の場合は、ネットワークの仲間からも情報を集めています。
打合せ
見積もりが上がった段階です。
(施)おそらく見積もりは解らないので、建築家から説明を受け疑問点を質問する。
   予算に合わせて金額を煮詰める。
(仁)施主に解りやすく説明する。金額の調整を行う。
業者決定・工事契約
(施)納得行ったところで、契約書に捺印をする。もちろん建築家(仁)立会いです。
(仁)最終的に選択した工事業者と金額の調整・打合せを行う。工事契約に立ち会う。
解体
これはある場合ですね。事前に見積もりは取ります。ケーススタディー参照!
着工・地鎮祭
さあいざ着工です!・設計料の支払い・20%(仁建築設計室)
(施)地鎮祭は慣例として行われています。
   その他の宗教、例えばカトリックの場合は神父さんにしてもらう事も出来ます。
   必ずやらなければ行けないと言うわけではありません。
   費用はケーススタディー参照!
(仁)現場にて業者と打合せを行い、基準のレベルや境界の離れなどを確認する。
   また工程表などを再確認する。
現場監査スタート
上棟
設計料の支払い・10%(仁建築設計室)
(施)これは職人さんに対する慰労の意味があります。
   ただ地鎮祭と同じなのですが、必ずしも行わなくても良いと思います。
   何か別な形のお礼でも良いでしょう。行う場合の費用はケーススタディー参照!
(仁)金融公庫などの検査がこの時期なので、その準備を行い検査に立ち会う。
   構造体が出来あがっているので、チェックを行う。構造・コンセント等!
完成・検査
設計料の支払い・10%残金(仁建築設計室)
(施)工事完了後、建築家の説明を受けながら施主の目で検査を行います。
(仁)工事完了後、設計通り出来ているかどうか検査をし、不備があれば手直しをさせます。
   役所の完了検査にも立ち会います。
入居
さあ待ちに待った入居です。ダメ工事が完了していますので、もうこれでOKです!
(施)引越しの準備・最終金の準備などを手配します。
(仁)入居後のメンテナンスリストなどを渡し、日々の掃除から維持管理の方法まで詳しく説明します。
素朴な疑問にひとこと説明
現場監理とは?
着工から竣工まで、工事が設計図書通り正しく行われているかどうかチェック、検査をする事です。
具体的には
(1)工事期間が守られているか
(2)施工が指示通りか
(3)正しい品質の物が使われているか
(4)施工図のチェックと承認及び指示
(5)構造体の原寸検査と建て方、配筋の検査
(6)家具・色彩計画・インテリアのアドバイス
(7)工事途中の支払いの承認
(8)追加、変更の処理
などが上げられます。
めでたしめでたし!!
これで作業は終了です。
さて皆さん建築家の作業をご覧になって設計料果たして高いでしょうか?
宜しければご意見をお聞かせ下さい!
それとお付き合いはここからがスタートですよ・・^^;
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