公庫のお話 Vol.1
 皆さんお待たせしました。「公庫のお話」をお送りします。これは、シリーズにしますので、皆さんお楽しみに!
 
何を隠そう砂子政仁は、公庫融資住宅調査技術者でもあります。登録N0は、12130479号です。これで、公庫が行う中古住宅の購入貸付及び、リフォームローンに係わる調査を行うことが出来ます。

「平成12年度の制度改正点」
1.新築住宅について、耐火・準耐火構造以外の住宅(=木造の住宅)に一定の耐久性を融資の要件とすると共に、返済期間を35年に一本化にする事になりました。ただし、耐久性基準を満たさない木造の住宅への融資は平成14年3月末までになります。(最長返済期間は25年)
 *上記の事を公庫では「長持ち住宅」と、表しているようです。
    「長持ち住宅」= 耐久性基準に適合した木造住宅
             準耐火構造の住宅
             耐火構造の住宅
2.木造住宅について一定の耐久性を融資の要件にする事に伴い高耐久性木造住宅工事割増の廃止、木造住宅の貸付限度額の引き上げなどを行う事になりました。
3.完済時年齢の上限を80歳とする。平成11年度までは、借入時年齢60歳以上の場合のみ摘要されていたようです。

「新旧比較表」
                     「旧」     「新」
住宅の構造区分        平成11年度以前     12年度以降
「耐火構造の住宅」            35年  →  35年
「準耐火構造の住宅」 
*高性能準耐火              35年  →  35年
*準耐火(1時間・45分・省令)     30年  →  35年
「木造の住宅」
*高耐久性木造住宅            30年  →  廃止
*耐久性基準に適合する住宅        25年  →  35年
*耐久性基準に適合しない住宅       25年  →  25年

木造住宅のうち、耐久性基準に適合しないものは、平成14年3月末までは融資の対象になります。(ただし、25年返済)
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