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ピアノの勉強はどんな本から始めるの? |
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先生。
私のともだちがピアノを習いたいって言っているんだけれど、どんな本を使って勉強すれば良いのかしら? |
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おやおや、君はピアノを習っているんだから、習い初めのころのことを思い出してみればいいじゃないか。
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うん〜と小さいときに始めたのでどんな本を使っていたのか良く思い出せないのよ。
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まあ、いまは昔と違ってほんとにいろいろな種類の本がたくさんあって数えるのが大変じゃ!
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『バイエル』とか『メトードローズ』などが有名じゃが…
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『バイエル』とは教則本を書いた人の名前じゃ。フェルディナント・バイエルと言う人がこの本を書いたんじゃ。
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それじゃ、『メトードローズ』はメトードローズさんが書いたの?
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いやいや。
『メトードローズ』のローズとはバラの花の意味なのじゃ。つまり、『メトードローズ』とはバラ教則本ということになる。 それで本の表紙にはバラの絵が書いてある。
『バイエル』はドイツ系の教本で、『メトードローズ』はフランス系じゃ。 |
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国が違えばその教則本が目指している音楽も当然違うわけで、例えば『バイエル』はドイツ的な音楽を目標としているのじゃ。
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おもにハイドンとかモーツァルトといった作曲家の曲のことじゃ。
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フランス的な伝統とか感性を養うのが狙いなのじゃ。だからフランス語の響きのように柔らかい感じの曲が多い。フランス民謡が入っていたりするのじゃよ。 |
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つまり、ただピアノがうまくなればいいってわけじゃないのね。
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いかにも!その国の文化や伝統がわかる人間を育てようとしているんじゃ。
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アメリカにもいろいろな教則本があるんじゃが、『バスティンメソード』と言うシリーズがあって、これは200巻もあるんじゃ。
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あるとも。すべてのページが絵本のようになっているのとか、CDが付いているのとかいろいろある。まぁ楽譜屋さんに行って見てみるといろいろなのがおいてあるから楽しいぞ。
でも買うときは先生にかならず相談することが大事なのじゃ。 |
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